ダイエットサプリを飲んでるのに、なぜ痩せないの?

なぜダイエットサプリを飲み続けてるのに痩せないんだろう?

 

こう思ったことはありませんか?

 

ダイエットサプリを試しても効果をいま一つ実感できなかった、といった経験は1つや2つではないはずです。芸能人が飲んで成果が出たとか有名ブロガーが紹介しているとか、そういったサプリはとても多いですが、騙されたと思って飲んでみて本当に騙されることが多いのも事実です。

 

それはズバリ

 

ダイエットサプリは痩せるように作られていない

 

からです。

 

そんなバカな!痩せるからダイエットサプリなんだし、CMに出てるタレントも皆痩せてるじゃないか。

 

と思われるかもしれません。
しかしそれにはカラクリがあり、サプリメントメーカーの巧妙な宣伝によって効果があると思わされているに過ぎないのです。

 

これからそのカラクリを具体的に説明していきましょう。

 

サプリメントは薬ではない

当たり前に思われるかもしれませんが、実際にはサプリメントを薬のようなものと勘違いされている方が非常に多いのです。
サプリメントとは「不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの成分による薬効の発揮が目的である食品である。」とあります。そう、サプリメントは食品であり、薬ではないという事です。

 

病気になった時にサプリメントを飲んで治そうとするでしょうか?普通は薬を飲みますよね?
あくまでもサプリメントは不足したものを補うものであり、特定の効能を期待するのは間違っているという事です。


サプリメントは効能を表示できない

意外に思われる方が多いかもしれませんが、これは事実です。
日本には薬事法という法律があり、明確に効能があると宣伝・パッケージに記載できるのは医薬品だけです。例えば風邪薬には熱を下げる効能があるなど記載されていますが、これは本当に熱を下げる効果がある医薬品だからそのように記載できるのです。

 

薬は臨床試験などを通じてパッケージに書かれた効能が本当にあることを保証されています。しかしサプリは臨床試験も何も行わずただの食品として販売されているだけなので、何の効能も全く保障されていません。

日本ではサプリメントは法律上薬ではなく食品に分類されているため、効能を記載できないのです。つまり効能を宣伝したり記載しているサプリは薬事法違反という事になります。
また、仮にメーカーが何らかの動物実験を行って脂肪を減らす効果を発見した成分であっても、その効果が人間にそのまま当てはまるとは限りません。ある種の動物には効果があっても人間には効果がないことはよくあります。

 

では、なぜ効能を書いてはいけないサプリを「痩せる効果がある」と思い、購入し飲んでしまうのでしょうか?
ここにあくまで食品を売っていながら、薬効を思い起こさせる宣伝をして売るというサプリメーカーの巧妙な広告戦略があります。

 

思い込みを誘うキャッチコピー

先にも述べたように、ダイエットサプリが効能を謳う事は薬事法で禁止されているので、広告やサプリのパッケージに「これを飲めば痩せます」「脂肪を燃焼します。」とダイエット効果を書いてしまうと薬事法違反になってしまいます。

実際にパッケージや広告をよく見ても、具体的に何の成分がどのようにダイエットに効果があるのかは何も書いていません。


そこでサプリメーカーは、あいまいな表現や、遠まわしにダイエット効果があると思わせるキャッチコピーを用いて、消費者にダイエット効果があると思い込ませる訳です。

 

人気ダイエットサプリの具体例をあげると、

  • 除脂肪体重に着目」(着目した後どうなるの?):DHC「フォースコリー」
  • ぽっこりを、すっきりに。」(何がどうしてすっきりになるの?):富士フイルム「メタバリア」
  • 健康的でアクティブなダイエットライフを応援します。」(サントリーのサイトに一言も痩せるとは書いていない):サントリー「diet's BB」
  • 「寝ている間に勝手にダイエット!?」(「根拠なし」と消費者庁から改善命令):コマースゲート「夜スリムトマ美ちゃん」

 


このようにダイエットを連想させるようなキーワードを用い、更にスリムな女性などの画像を合わせることによって、消費者に自然にダイエットに効果があると思い込ませる訳です。

 

また、元々太っていたタレントが、ダイエットサプリを使用して痩せたとCMに出ていますが、あれにもカラクリがあります。

 

CMに出ているタレントはダイエットサプリで痩せたのか?

現在ダイエットサプリ市場で最も人気があるDHCは、多数のタレントを起用し、自社のサプリを使用してダイエットに成功したと謳っていますが本当でしょうか?

 

CMに出ているタレントの方々は実際に以前より痩せているので、ダイエットに成功したのは事実でしょう。しかしそれが本当にDHCのダイエットサプリの効果によるものかどうかは、消費者には確認が出来ません。

 

私は以前フィットネス関連の業界にいたので、仕事柄フィットネストレーナーの友人が多く、色々な裏話を聞く機会がありました。
某有名トレーナーが言うには、DHCのCMに出演しているタレントの方々には専属のトレーナーがつき、栄養管理や運動を徹底して行った結果ダイエットに成功したというのです。

 

中でもQという某タレントさんは、一日の摂取カロリーをダイエット前より1000kcal以上も落とし、更にトレーナーの指導で運動をしていたそうです。摂取カロリーを1000kcal以上も減らせば、サプリを使わなくても痩せるのは当然のことですよね?

 


彼らCMに出ているタレントさん達は、いわば仕事としてダイエットをし、痩せなければ仕事を失ってしまう訳で、どんなことをしても痩せなければならなかった訳です。
DHCのCMだけを見ると、さもサプリを飲んだだけで痩せたように思われるかもしれませんが、それは事実ではないという事です。更に言ってしまうと、DHCのサプリを本当に飲んでいたかどうかも定かではないのです。

 

ダイエットサプリの広告・CMは一事が万事このような感じで、消費者はサプリメーカーの戦略に乗せられて、ダイエット効果があると思わされているだけなのです。
もし飲むだけで痩せるものがあるとすれば、それはサプリではなく医薬品なのです

 

サプリメントは効能を証明しなくてもよい

「でも効能は表示できないだけで、実際に効果があるかも知れないじゃないか」そう反論される方もいるかもしれません。
しかし効能が表示できないということは、逆にいえば「効能があるという根拠」を示さなくても良いということでもあります。

 

医薬品が厚生労働省からの承認を受ける場合は、長期間の研究、臨床試験を経て品質・有効性・安全性を科学的に証明しなければなりませんが、サプリメントやトクホにはそのような厳密な臨床試験等は必要ではなく、食品としての安全性さえ確保されていればいいという事になります。

 

中には研究結果等を公表して効果があると謳っているサプリメーカーもありますが、明確な基準がある訳ではなく、審査も無いので実際に使用して効果があるかどうかの証明にはなっていないというのが実情です。

上のURLの例を見ていただければ、ダイエットサプリやトクホに効果があるとされる根拠が、いかにいい加減なものかが分かってもらえると思います。

 

 他にも世の中には都市伝説レベルの効果の無いダイエット法や、巧妙な宣伝。広告で差も効果があるかのように消費者を錯覚させるインチキダイエット商品などが山のようにあります。

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ダイエットマスターヒロの”こんなダイエットいらない”